俺俺のおはなし

俺俺(第1回目)
俺俺を演じるかめ君に出会えてよかったなと思ったよ。ネタバレになると思うので隠しちゃいまーす。


観終わってからラストの状況を理解するまで10秒はかかったおバカなあたし。でもわかった瞬間に背中がゾゾッとしたしずっと不思議に思ってたことも「そういうことか!」とピンときたり。例えば均の髪型とか。でもなんか心の中に灰色の煙みたいなものが残る不気味さが滲んでた映画で、一度観ただけではいい意味で腑に落ちない!と感じたよ。絶対何度も観れば観るほど面白いと感じる映画なんじゃないかなと、あたしはまだまだ俺俺に大してワクワクしてます*1。正直観る前は、33人のいろんなかめ君がスクリーンにいるなんて贅沢でどこに目を向ければいいの!照れる!とか、法に触れてることをしちゃうちょっぴり危うい役をかめ君には演じて欲しかったからオレオレ詐欺しちゃうかめ君を見れるなんて嬉しい!とかそんな気持ちだったのに、見始めるといつも見慣れてるカツン君の亀梨和也がどっこにもいなくて、33人のかめ君に照れてる暇もなかった。俺カツン!な亀梨和也を消したらこんなにも味のある俳優になるのかという新しい発見も出来てとても楽しかったよ。もしかめ君がジャニーズじゃなくて俳優として芸能界に出てきたとしたらイケメン俳優枠というより個性派俳優枠だったかも知れないねとかめ君に言いたい。だってあの三木監督が撮る映画に浮くことなく溶け込んでるんだもの。そんなアイドルいないよ。そんなところからかめ君はもしかするとイケメンじゃないのかも知れない…とオロオロしてるふりしてドキドキしたよ。こういう君を待っていたよ!っていう。誰目線なのっていう、ぐふふ。

でね、あたしが見に行った上映時間と同じ時間に見に来てた人たちね、溝ノ口が出てきた瞬間ブッ!と吹き出してて、スリル溢れる中あの瞬間だけは一瞬だけ穏やかな時間が流れたよ(笑)あの瞬間だけラブ&ピースだったよ、溝ノ口ラブ&ピース。番宣でかめ君が「今までのかっこいいイメージとは違う役も演じることへの周りからの反応が気になる」みたいな話をしてるときってよく溝ノ口のシーンが使われてたからきっと大いに溝ノ口というキャラクターのことを指してるのかと思ってたけど、実際に溝ノ口が出てきたとき今までの亀梨の印象と違う!とは思うけど、溝ノ口ラブ&ピースタイムのとき感じたことはみんな嫌だこんな亀梨は見たくない!とは絶対に思ってないんだろうなあってこと。なんだろ、すごく愛と平和が詰まった「ブッ!」だった(笑)あの瞬間だけにこやか。かっこよくない亀梨が出てきても全然受け止められてるし、笑うし、むしろ愛着がわく。今まで格好つけ亀梨で堅められてきてて、それがこの俺俺で少し崩れたとしてもみんなそんなところも亀梨和也として好きなんだなーだから何から何まで格好つけなくても大丈夫なのになーでも格好つけマンを止めれないのもそれもかめ君なんだろなーと溝ノ口を見てて思った(笑)溝ノ口で話し広げすぎ。

もう長いのでやめるー。あたし原作読んでから観に行ったんだけど、原作読んじゃうと本では細かい心理描写でも映像になると省略さえてる部分とかがあって、それが気になっちゃうときがあるから今度は原作を忘れた頃に観に行きたいな。
これ見返してみたけどストーリーについては全然書いてないよね!あらヤダ!信じられない!また2回目観に行ったときにでも書くよ。笑

*1:「まだまだ」とか「俺俺」とか「ワクワク」とかややこしいな笑